1933 年 54 巻 9 号 p. 867-886
1. ZnSの沈澱量と沈澱操作の前後に於ける液のpH及び共存物質との關係を明かにしたり.
2. NiS沈澱の成生とpH及びInducerとの關係竝にその沈澱生成はpH=1.3程度までも進行し得る場合あることを明かにせり.
3. Ni, Znの分離のpH,及び分離に必要なる諸條件を示せり.
4.種々の酸と鹽或は水との混合溶液のpHを示す圖を作製し在來のNi, Zn分離の諸方法を解説して夫々缺點を指摘せり.
5.合理的なる著者のDirectionを記述せり.
小林教授の懇篤なる御指導と御〓撻とにより著者は本實驗中常に興味を以て實驗することを得たり.ここに謹んで感謝の意を表す.
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