1934 年 55 巻 10 号 p. 1060-1064
1. 銅,カドミウムの共存する弱醋酸々性溶液よりサルチルアルドオキシムによりて銅を定量的に沈澱せしめ,其の濾液につきてカドミウムを電解し兩者を分離定量し得たり.
2. 銅サルチルアルドオキシム鹽沈澱定量に於て溶液中に多量のカドミウム或は通常の陰イオン共存するとも無影響なり.
3. カドミウムの電解に於て溶液中サルチルアルドオキシムの存在は金屬析出状態を反つて良好ならしむる効果あり.
恩師松井元興教授の御指導に對し謹んで感謝の意を表す
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