1936 年 57 巻 11 号 p. 1175-1178
1) 稀薄重水によつて置換基の數を決定する從来の方法の用ひ難き所以を指摘した.
2) 100%に近き重水を用ひて此の困難を除く一方法を提出し,之をコバルト錯鹽に應用した.
3) 錯鹽中の水素原子は總て水のと置換する.
終りに御懇篤する御指導を賜りたる堀内教授並びに試料の御寄贈に與つた東大柴田雄次教授に深謝する.尚本研究は學術振興會の補助によつて行はれたものである事を附記してここに謝意を表する.
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