1939 年 60 巻 3 号 p. 325-327
(1) 花甘藍のAscorbin酸オキシダーゼの作用を有する蛋白質は既報の胡瓜及び南瓜より得たるものと元素的組成に於て燐含量高く炭素含量の低き點相一致することを認む.
(2) 胡瓜,南瓜及び花甘藍中のAscorbin酸オキシダーゼ力を有する蛋白質の特性に在る燐含量の高數値より見る時Nucleoalbumineの如き燐蛋白質に近く又炭素の低數値より更に他の化合基を含む共軛蛋白質なるやも凝はしむ.
(3) 花甘藍のAscorbin酸オキシダーゼ反應は開始直後及び終末の兩極端を除くときは1分子反應式によく適合する反應速度恒數を與ふるを見る.
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