日本化學會誌
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炭水化物及びその誘導體に對するハロゲン化水素の作用(第二報)
重糖類メチル誘導體の脱メチルに就て
荒木 長次端 與之助
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1939 年 60 巻 8 号 p. 692-702

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抄録

低温に於て高濃度臭化水素酸の作用により, Heptamethyl-methyl-maltoside及びHeptamethyl-methyl-cellobiosideは夫々d-Glucoseに, Heptamethyl-methyl-lactosideはd-Glucose及びd-Galactoseに分離せり.又Octamethyl-sucroseはd-Glucoseに分離せると共に多量のフーマス質を生成せり.斯くてAldoseのみよりなる重糖類のメチル誘導體は脱メチルと共に成分糖に分離し, Ketoseを一成分糖となせる重糖類のメチル誘導體はKetoseのフーマス質に變化せるためAldoseのみを生成せるを知りたリ.

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