1940 年 61 巻 5 号 p. 518-520
1) 硫黄及セレンを用ひイソ・ボルニール・アニリンの脱水素反應を行ひ,反應成績體たるカンファニールは,加水分解によりて生成する樟腦量にて兩觸媒を比較せり.
2) セレンによる反應生成物は,硫黄の場合よりも重合物少く,樟腦の精製容易なり.
3) 封管中,セレンはイソ・ボルニール・アニリンに作用し,カンファニールを生成し,自らはSeとして封管中に殘留す.
4 セレンの囘收は硫黄に比して容易なり.
この記事は最新の被引用情報を取得できません。