1941 年 62 巻 1 号 p. 1-4
著者はタカアミラーゼがトリパフラヴィンによつて水に難溶性にして鹽溶液に可溶性の沈澱を生ずることを發見し,これを該酵素の精製に應用した.即ちタカアミラーゼ-トリパフラヴィンの沈澱を緩衝液に溶しアセトンで沈澱せしめ,これを水に溶して透析することによつて高純度のタカアミラーゼ溶液を得た.またアラビアゴム,アルギン酸等がトリパフラヴィンと同様の沈澱を生ずることよりタカアミラーゼ分子中に酸性のPolysaccharide群の存在を想像した.
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