1941 年 62 巻 3 号 p. 204-207
1) 第一報1)と略同様の装置を用ひて640~700°Cの温度範圍で熔融蒼鉛の蒸氣壓並びに其の蒸氣分子の原子數を決定した.蒸氣分子の平均原子數は該温度範圍で1.607~1.484の値を見出し,從つて該蒸氣相内ではBi2〓2Bi平衡があることを確めた.
2) 測定結果を用ひて次の熱力學的數値を算出した.
蒸發熱:ΔH943.1°=47.3kcal/mol
蒸發遊離エネルギー變化:ΔF943.1°=9.6kcal/mol
Bi2分子の解離度: α943.1°=0.296
Bi2分子の有する分壓: p943.1°=3.256×10-3mmHg
Bi 分子の有する分壓: p943.1°=2742×10-3mmHg
Bi2分子の解離恒數: K943.1°=3.041×10-6,解離熱:ΔH943.1°=69.9kcal/mol,
解離遊離エネルギー變化:ΔF943.1°=23.8kcal/mol.
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