日本化學會誌
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紅檜根油成分研究(第五報)
桂 重雄
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1942 年 63 巻 11 号 p. 1480-1482

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抄録

本報告に於ては,紅檜根油酸性成分につき研究, (I)なる構造を有するぺニヒ酸(ヂヒドロミルテン酸)及びミルテン酸を取出し,又フェノール成分としては融點91~92°のフェテールウレタンを與へる物質を取出せるもその構造は未決定なり.尚フェノール成分中より僅かながらヒノキチオールと命名せる1種の1, 2-ヂケトン(II)を分離せり.このものは容易に赤色の鐵錯鹽を作る.

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© The Chemical Society of Japan
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