日本化學雜誌
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ジメチルエーテルの分子内束縛回転ポテンシァル曲面と分子型について
益子 洋一郎
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1957 年 78 巻 8 号 p. 1131-1139

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抄録

ジメチルエーテルの分子型はC2vであると考えられているが,非結合水素原子間に働く反擾ポテンシァルをん/プπ 型と仮定し,二つのメチル基のねじれの角を座標として束縛回転ポテンシァルエネルギー一曲面を計算した結果,C2v型より540ca1/mole安定なC2型に対応する点に極小が得られた。ここでn・=6,ゐは束縛ポテンシァル障壁の実測値に合うように値を定めた・これより絶対零度近傍ではジメチルエーテルは光学対掌の二つのC2型として存在する可能性が考えられる。

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© The Chemical Society of Japan
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