日本化學雜誌
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γ-ブチロラクトン誘導体の研究(第5~7報) (第7報)α-アミノ-γ-バレロラクトンの反応性について
須藤 六郎
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1959 年 80 巻 8 号 p. 929-933

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抄録

γ-バレロラクトンからα-アミノ-γ-バレロラウトン臭化水素酸塩を合成し,その開環反応をα-アミノ-γ-ブチロラクトンの場合と比較した。またα-アミノ-γ-バレロラクトンを用いて,常法により,2,5-ビス(β-クロルプロピル)-3,6-ジケトピぺラジン(X),β-プロムプロピルヒダントイン(XIII),α-ベンズアミノ-γ-プロム吉草酸エステルを合成した。これらのハロゲン誘導体にメチルメルカプチドを作用させると正常な躍換反応が起らないで,脱ハロゲン化水素が起り,双から5,5-ジメチル-3,4,3',4'-テトラヒドロジフロ[2,3-b,2'3'-e]ピラジン(XV)が得られた。

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