日本化學雜誌
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γ-ブチロラクトン誘導体の研究(第5~7報) (第6報)α-アミノ-γ-ブチロラクトンと芳香族アルデヒドの反応について
須藤 六郎
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1959 年 80 巻 8 号 p. 927-929

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抄録

α-アミノ-γ-プチロラクトンに 1mol 芳香族アルデヒドを作用させてα-ベンザルアミノ-γ-ブチロラクトンを得,2molアルデヒトを作用させて,γ-ラクトン環を有するβ-フェニルセリン誘導体を得た。アルデヒドとしてベンズアルのデヒドおよびp-ニトロベンズアルデヒドを用いた。得られた縮合物は threo 体であった。またこの縮合物を塩酸で加水分解するとベンズアルデヒド誘導体からは,β-フェニルセリン誘導休の塩酸塩が得られるが,p-ニトロベンズアルデヒドの誘導体はアルデヒドとアミノラクトン塩に分解することを見出した。

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