東京大学理学部化学教室
1960 年 81 巻 11 号 p. 1648-1652
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氷の結晶構造の一部,すなわち1個の水分子が四方に水素結合でつながっている部分をとりあげ,これを9原子分子と考えて・水素結合の力の定数を入れて基準振動的取り扱いを行なった。その結果,氷のスペクトルのうち800cm-1付近の吸収は結晶の網目構造の中での水分子の“束縛された回転”によるもの,200cm-1付近の吸収は水素結合部分の伸縮振動,すなわち水分子の“束縛された並進運動”によるものであることを確かめた。
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