日本化學雜誌
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還元分解の研究(第14~16報) (第14報)フラン誘導体のパラジウムおよびラネーニッケル触媒による接触還元
三井 生喜雄石川 裕司竹内 義信
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1960 年 81 巻 2 号 p. 286-288

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抄録

フラン誘導体をパラジウムまたはラネーニッケルを触媒として, 比較的低い温度で接触還元するときは, 多くの場合水素添加のみが起りテトラヒドロフラン誘導体を生じ, これをさらに接触還元しても変化しないが, 2-位置にフェニル基が存在するときには, 一水素添加分解を起すことを明らかにした。

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