1960 年 81 巻 2 号 p. 292-294
γ-フェニルブチロラクトン, γ-p-トリルブチロラクトン, γ-フェニルバレロラクトン, γ-p-トリルバレロラクトンをパラジウム炭を触媒として常温常圧で接触還元するときは容易に 1mol の水素を吸改し γ-フェニルラク酸, γ-トリルラク酸, γ-フェニルバレリアン酸, γ-トリルバレリアン酸を生じた。しかし γ-アリールブチロラクトンを水素化アルミニウムリチウムで還元するときは 4-アリールブタンジオール-1,4 を生成し切断の位置は異なる。これらの理由ならびにその機構を論じた。
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