日本化學雜誌
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ポリスチレンスルホン酸およびそのナトリウム塩の浸透圧係数
高橋 彰香川 〓美
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1962 年 83 巻 1 号 p. 9-11,A1

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抄録

ポリスチレンスルホン酸およびそのナトリウム塩ならびに水酸化ナトリウムによる中和系列の純水溶液の浸透圧係数gを高分子電解質濃度0.001~0.01Nにわたって35℃において測定しつぎの結果を得た。純酸試料においてはgはポリマー濃度の低下と共に増大するが,ナトリウム塩試料については濃度の低下と共に著しく減少する。中和系列のgはその中和度に応じて,酸およびナトリウム塩試料の中間に来り,かなり複雑な挙動を示す。中和系列の浸透圧係数(gx)のに対してつぎの加成性が成立することがわかった。8x=x・gNaP(1-x)gHPここでxは中和度,gNaPおよびgHPはナトリウム塩試料および純酸試料溶液の浸透圧係数である。

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