日本化學雜誌
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ピリジン環を有する1,3-二置換-5-ピラゾロン誘導体の合成
戸井 康雄川合 昌路去来川 覚三伏崎 弥三郎
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1968 年 89 巻 11 号 p. 1093-1096

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抄録

ピリジン環を3一位に有する1,3-二置換-5-ピラゾ律ン類を合成した。2-メチル-5-エチルピリジンを過マソガン酸カリウムで酸化し,引きつづいてエステル化して2-メチル-5-エトキシカルポニルピリジソをえたのち,ナトリウムエトキシドの存在下で爵醸エチルと反応を行ない,2-メチル-5-エトキシマ0ニルピリジンをえた。 この2-メチル-5-エトキシマ群ニルピリジソとフェニルヒドラジン,かメチルフェニルヒドラジン塩酸塩あるいはかメトキシカルポニルフェニルヒドラジン塵酸塩との繕合反応を行ない, 。収率64~96%で5-ピラゾ惇ン類をえた。これら以外の5-ピラゾロン類は,2-,3-および4-ピコリソからえられた2-,3-および4-エトキシマロニルピリジンと上述のフェニルヒドラジン類との縮合反応によって合成した.収率は57~87%であったっ生成物のケイ光スペクトルをメタノール溶液中で測定した。

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