日本化學雜誌
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ポーラログラフィー反応電流によるエチレングリコールビス(2-アミノエチルエーテル)四酢酸カドミウム錯体の解離反応
藤沢 忠田中 信行
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1968 年 89 巻 12 号 p. 1206-1208

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抄録

エチレングリコールピス(2-アミノエチルエーテル)四酢酸(EGTA)カドミウム錯体は,酢酸塩緩衝溶液中において解離反応に基づく反応電流を示す。
EGTAと多量のカルシウムイオンを含む酢酸塩緩衝溶液中で,塩素イオンを加えて反応寛流を測定し,Korytaの式と各錯体の安定度定数値から(1)式の解離反応の速度定数を決定した。測定したpH範囲においてはa(2)式中の水素イオンの一次の項が支配的で,25℃ におけるkOおよびk1の値はそれぞれ1.4×10-3see-1と1.8×102[H+]sec-1であった。

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© The Chemical Society of Japan
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