日本化學雜誌
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2価遷移金属の8-アミノキノリンキレートの吸光光度法による研究
山本 勝巳大橋 弘三郎
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1969 年 90 巻 11 号 p. 1138-1143

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抄録

8-アミキノリンの酸解離定数として,50%v/vジオキサン-水系において,イオン強度0.50で1.58×10-4(25.0±0.1℃)をえた。銅(II)イオンが試薬に対して過剰に存在する場合には1:1キレートを生じ,試薬が銅(II)イオンに対して過剰に存在する場合には1:2キレートを生じる。それらの第一,第二安定度定数として,それぞれlog k1=5.5,log k2=4.3(25.0±0.1℃)をえた。ニッケル(II),亜鉛(II),カドミウム(II)の1:1キレートの安定度定数として,イオン強度0.50でそれぞれlog k1=4.1,log k1=3.7,log k1=1.9(25.0±0.1℃)をえた。

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