抄録
カラム分別の特性を明らかにするために,試料としてアクリル酸エチル-2-クロロエチルビニルエーテル(95/5)共重合体,溶媒としてエタノールを用いカラム分別を行なった。Baker-Williams法の場合,分別結果は試料1gあたりのガラスビーズ表面積および試料の分子量などに影響されることが明らかとなった。Desreux法の場合は,温度上昇法は対数的方法が大量の試料の分別を短時間に行なう有効な方法であることがわかった。
θカラム分別法は従来のカラム分別に比較して,分別効率が高いことが明らかとなった。