日本化学会誌(化学と工業化学)
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ペンタクロロベンズアルデヒド-オキシムの幾何異性体
篠田 喜一志田 隆文大束 貴章卯月 正横山 英司
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1973 年 1973 巻 1 号 p. 114-117

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抄録

anti-2,3,4, 5,6-ペシタクロロベンズアルデヒド=オキシム[1 b]が,ペソタクロロベンズアルデヒド[2]のヒドキシルアミンモノスルホソ酸[3]によるオキシム化によって,蒋異的に生成する,従来から知られている2,3,4,5,6-ペンタクロロベソズアルデヒド=オキシム[1]はsツ-オキシム[la]である。これらの異牲体関係をアセチル化物[5a],[5b]の脱酢酸速度, NMRから決定した。熱,酸でanti→synの異性化が起こり,光でsyn→antiの異性化が起こる。

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