1975 年 1975 巻 3 号 p. 508-513
過塩素酸を触媒として酢酸中で,2-フェノキシエタノール(P.OH)とホルムアルデヒド(F)との反応を師管で行ない,いろいろの反応条件が樹脂の分子量におよぼす影響を検討した。モル比(F/P2QH)1.2,反応温度90 Cで得た樹脂の分子量は7290であった。モノマーや1-および2-置換体とホルムアルデヒドとの反応性比を,樹脂モデル化合物の反応二度定数から求めるとk1=2,4k2=76k3であった。上記反応比を井上一二の理論式に代入すると,実験結果と一致した。これらの結果から,樹脂生成機構について考察した
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