1976 年 1976 巻 3 号 p. 512-517
多孔体における気体の細孔内拡散を検討するため,球型粒子が単一立方格子型および最密充てん型に充てんしたときの8球孔および6球孔を例にとって,Knudsen拡散における分子移動を,充てん球面の配置,球面間隙などの立体幾何学的基礎により計算し,Knudsen の推算式と比較検討した。結果から,細孔内拡散は細孔のneckに支配されること,および,拡散分子の分子径の影響が円筒型細孔におけるよりも数倍大きくなることを推測した。
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