1977 年 1977 巻 4 号 p. 508-513
p-ベンゾキノンおよびp-ベンゾキノンスルホン酸カリウムと亜硫酸ナトリウムとの反応での付加反応および酸化還元反応を,両者の酸化還元電位の関係から検討した,その結果,両者の酸化還元電位の差が大きいところで酸化還元反応が進行し,酸化還元電位の差が小さいところで,付加反応が進行することが確認された。p-ベンゾキノンスルホン酸カリウムと亜硫酸ナトリウムとゐ反応では,酸化還元反応と付加反応との境界電位差域において,酸化還元反応の中間体的性質をもつ反応生成物がポーラログラフ法により確認され,その推測される構造について検討した。
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