日本化学会誌(化学と工業化学)
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Rh/MgWO4触媒によるアルキルベンゼンの水蒸気脱アルキル反応 ―アルキルベンゼンの吸着状態とMgWO4担体の役割―
加藤 泰良五十嵐 哲荻野 義定
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1978 年 1978 巻 11 号 p. 1467-1471

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抄録

アルキルベンゼンの水蒸気脱アルキル反応に対する.Rh/触媒の作用機構を明らかにするため,Rh1MgWo,触媒と,RhA120,,Rhlcr203,そしてLIMWO4(M=Be,Ca,Sr,Ba)触媒との反応特性を比較検討した。Rh1MgWq触媒のturnoverCは,Rh!A1203触媒のそれの約4倍を示し,試験した触媒中もっとも高い値を示した。r触媒がこのように高活性であるのは担体がつぎの反応経路におけるdとeの過程を促進することによると考えられる。
また液生成物組成の吟味から,2もしくは3個のメチル基が同時に脱メチル化される経路の存在が明らかになり,このことからアルキルベンゼン分子は,ベンゼン環をロジウム表面に平行して吸着するものと推論した。

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