1990 年 1990 巻 4 号 p. 391-395
エタンチオール存奪下での各種カルボニル化合物を電解反応を検討した。アントラキノンのような芳香族ケトン類の電解反応では,カ々ボニル基が還元されアントラセンおよび相当する芳香族炭化水素が得られ,ヘテロ原子を有するキノン類ではカルボニル基がはずれ,チオアルキル基が1個結合した化合物および二量化した化合物が得られた。芳香族や脂肪族ケトン,アルデヒドでの反応では相当するジチオアセタールが容易に得られた。
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