人間ドック (Ningen Dock)
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原著
経鼻内視鏡検査導入後のドック・健診受診者の動向
川田 和昭
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2009 年 24 巻 3 号 p. 695-700

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抄録
目的:当院健診センターにおける上部消化管検査は,造影検査直接撮影・経口内視鏡検査・経鼻内視鏡検査を実施しており,同一料金の任意選択制を採っている.今回われわれは経鼻内視鏡検査導入後の受診者の動向を調べ,検査後のアンケート調査もあわせ,ドック・健診における経鼻内視鏡検査の有用性について検討した.
対象と方法:2001年4月から2008年8月までの間に当院健診センターを受診,上部消化管検査(スクリーニング)をうけた34,914名を対象とした.上部消化管検査の種類は任意に選択してもらい,経鼻内視鏡検査に関しては検査後にアンケート調査を行った.
結果:経鼻内視鏡検査で受診した95%が「楽だった」と評価,96%が「次回検査も経鼻で」と希望,受容性の高さを示す結果となった.2004年10月の経鼻内視鏡検査導入後はこれを希望する受診者が急速に増加,2007年には上部消化管検査の44%を占めるに至った.2008年4月から8月に限ればその数は62%にまで達している.
結論:受容性の高さ,安全性,経済性から,今後経鼻内視鏡検査はドック・健診における上部消化管検査の第一選択になり得るものと考えられた.ドック・健診での胃癌発見率は0.29%であったが,診断精度については偽陰性率を含め,更なる検討が必要と思われる.
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© 2009 公益社団法人 日本人間ドック学会
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