健康医学
Online ISSN : 2186-5019
Print ISSN : 0914-0328
ISSN-L : 0914-0328
人間ドックにおける頸動脈病変の超音波像の検討
川地 俊明杉山 恵一新川 和功馬場 健碩中野 哲
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 11 巻 2 号 p. 159-163

詳細
抄録
人間ドック受診者に対して頸動脈超音波検査を施行し,その超音波像を5群に分類し臨床的検討を行った。受診者165名に対して87名(52.7%)に何らかの頚動脈硬化所見が認められた。頚動脈超音波検査法の方が眼底所見に比し動脈硬化判定に優れていると思われた。プラーク存在部位は頚動脈分岐部に55.5%と最も多く認められた。各種動脈硬化危険因子と超音波所見の関連については年齢,高血圧,動脈硬化指数が有意に動脈硬化程度に関与すると考えられた。
著者関連情報
© 公益社団法人 日本人間ドック学会
前の記事 次の記事
feedback
Top