健康医学
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上部消化管検診における内視鏡検査の有用性に関する検討
齊藤 英夫飯田 善郎平山 一久宗本 義則藤澤 克憲笠原 善郎三井 毅浅田 康行三浦 將司藤澤 正清宮山 士朗登谷 大修田中 延善
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1999 年 14 巻 1 号 p. 5-8

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抄録

延べ40,620例の上部消化管検診より67例(0.165%)の悪性腫瘍が発見された。検査法別の発見率の比較では,内視鏡検査が0.28%,胃X線検査がO.04%で,内視鏡検査の方が有意に高かった。内視鏡検査は上部消化管検診のスクリーニング法として有用である。胃X線検査において精検受診率は47%と低かった。検診成績を良くするには,胃X線検査の精検受診率を上げることが肝要と考えられた。

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