健康医学
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総合健診における腫瘍マーカー(CEA)について
吉永 英世三村 信英北村 元仕
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キーワード: 総合健診
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1988 年 3 巻 1 号 p. 65-67

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抄録
総合健診受診者10,016例を対象とした検査結果,血清CEAの陽性率は4.7%(466例)であり,そのうち悪性腫瘍は8例(1.7%)であった。発見された悪性腫瘍54例のうち,CEA高値を認めた症例は胃癌と大腸癌各3例,膵臓癌と肺癌各1例であった(14.8%)。大腸癌の2例はCEA高値のため,発見の契機を得た。また,血清CEA値の年齢・性別および喫煙による影響を検討した。更に総合健診で腫瘍マーカーとしての血清CEAの取扱いについて論じた。
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