健康医学
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腹部超音波検査の腎所見と尿検査との関連についての検討
宮沢 紀子斎藤 明美伊藤 敏子富樫 凡子石川 悦子戸堀 文雄井上 義朗畑沢 実
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キーワード: 腹部超音波検査, 腎腫瘍
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1989 年 4 巻 1 号 p. 19-22

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抄録
人間ドック受診者5,328名を対象に腹部超音波検査の腎所見と尿検査所見の関連を検討した。腹部超音波検査の腎有所見数は,357名であり,その内訳は嚢胞,結石・石灰化,水腎症の順であり,腎腫瘍確診は3名であった。腎所見のうち,腎障害以外は尿検査ではほとんど異常がみられなかった。腎尿路系のスクリーニングに尿検査に腹部超音波検査を用いることは,腎の占拠性病変,特に無症候性腎腫瘍の早期発見に有用であると考えられる。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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