健康医学
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人間ドックにおける腹部超音波検査5年間の成績検討
長尾 玲子宮川 寛池上 文詔野田 正信
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1989 年 4 巻 1 号 p. 33-37

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抄録
人間ドックに超音波検査を導入後6年が経過したが,昭和57-61年度の5年間の成績では,受検数4,579件に対し有所見率は28.6%であった。年齢層は40-50歳代,男女比は11:1。有所見率は年次的に18.6%→19 .9%→27.9%→32.5%→42.2%と上がり,肝,腎の有所見率の増加が目立つ。これは脂肪肝や肝嚢胞,腎嚢胞の検出が寄与している。臓器別では,胆嚢8.7%,肝12.5%,腎6.7%,その他0.3%で,胆石3.9,胆嚢ポリープ4.2;肝嚢胞4.6,腎結石1.4,腎癌0.1,水腎症0.1,腎形態異常0.3%であった。悪性腫瘍は肝癌1例,腎癌4例が発見され,腎癌はいずれも手術可能な時期にみつかり,3例は超音波がなければ見逃されたケースである。そのほかめずらしい腹部腫瘍が1例発見されている。
従来発見困難であった各種疾患が超音波検査の導入により早期に高頻度に検出されていることは,検診領域における有用性を示すものである。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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