健康医学
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アルコール飲用と検査値10年間の追跡成績から
伊藤 健次郎, 野呂 光子, 岡野 裕, 初芝 澄雄, 吉川 治, 松本 弘幸, 綾部 祐美子, 国府田 幸雄, 永井 純義
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1989 年 4 巻 1 号 p. 79-84

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抄録
アルコールの飲用と人間社会の関わりあいは極めて古く,そしてまた次々と新しくて美味の銘柄が出現しつづけており,極めて新しい問題でもある。
総合健診の場に現われるアルコール飲用と,健診成績の関係を充分把握しておくことは,成人病の予防に大切である。
1.断面的に見ても,10年間追跡した結果を見ても,肝機能系と同時に栄養代謝系にも大きい影響を与えており,過栄養状態殊に肥満と高中性脂肪血症は,肝への脂肪沈着を促すものである。
2.いわゆるsecial drinkerの範囲内でも,毎日の飲用によって,約6%は肝機能系の異常を累積して行く。この6%は健診上決して小さい頻度ではな。
3.アルコール飲用に対する検査値の変動には,他に見られる極めて大きい個人差があり,画一的にアルコール飲用許容量を決めつけるのはむしろ危険である。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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