西日本皮膚科
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研究
家庭用洗剤の皮膚にたいする安全性(マイルドネス)評価のための試験法
—とくに手の浸漬試験と使用試験—
山地 安夫二宮 健一宮岡 暢洋アーロン·モンロードナルド·E·ベルバウム
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ジャーナル 認証あり

1978 年 40 巻 1 号 p. 105-111

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抄録

家庭用洗剤の皮膚にたいする影響(主婦が洗剤を使用した結果生じる皮表の乾燥, 粗ぞう化, 落屑, その他の皮膚刺激など)の評価法としてProcter & Gamble社が実施している試験法, とくに実際使用時と極力近似した接触条件下で行なう手の浸漬試験と主婦の使用試験について述べた。試験成績から家兎試験, ヒトパッチテスト, 手の浸漬試験, 使用試験の各試験法間の相関性, および各試験の意義について考察し, とくにつぎの知見を得た。家庭用洗剤の皮膚にたいする影響の最終結論は実際使用条件との関連の高い評価法に基づくことが望ましく, 実際使用時と極力近似の接触条件下で行なわれる手の浸漬試験が, 優れた評価法と考えられる。

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© 1978 日本皮膚科学会西部支部
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