西日本皮膚科
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症例
抗セントロメア抗体陽性の限局性強皮症
佐々木 哲雄小野 秀貴菅 千束飯吉 英理子長谷 哲男中嶋 弘
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1989 年 51 巻 1 号 p. 7-11

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抄録

55才女子。右下肢, 両前腕, 左足の線状強皮症皮疹, 両側腹部の斑状強皮症皮疹, 両手背の蝋様光沢を伴う硬化局面, 下腹部の小斑点状色素脱失集族局面など, 多彩な皮疹を呈した抗セントロメア抗体陽性の限局性強皮症の1例を報告した。CREST症候群の所見はみられなかつた。本抗体陽性の限局性強皮症の報告としては5例目と思われたが, その意義, 臨床所見との関連は今後の検討がなお必要と思われた。血清プロリルヒドロキシラーゼ値がしばしば高値を呈し, 皮膚線維化の指標となる可能性が考えられた。

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© 1989 日本皮膚科学会西部支部
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