西日本皮膚科
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治療
Methylprednisolone Aceponate軟膏(SH440)の副腎皮質機能におよぼす影響
—健常人における, Betamethasone 17-Valerate軟膏との二重盲検法による比較—
高橋 収二宮 啓郎原田 浩史武田 克之
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1991 年 53 巻 2 号 p. 337-342

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抄録
0.2% Methylprednisolone aceponate(MPA)軟膏の全身におよぼす影響を, 0.12% betamethasone valerate(BV)軟膏と比較検討した。健常成人男子志願者16名を2群に分け, 各対象にMPA軟膏もしくはBV軟膏10gを夜間密封包帯法により3日間外用し, 副腎皮質機能を中心に全身への影響を検討した。MPA群は, いずれの副腎皮質機能検査においても外用前値に対し有意な変動を示さなかったが, BV群では, 血漿ACTH, 血清コルチゾールで外用前値に対し有意に低下し, またMPA群との比較においても有意な低下を示した。また, 両群において薬剤によると思われる一般臨床検査値の異常, 皮膚の異常所見は認められなかった。以上の結果からMPA軟膏は全身および局所に対してきわめて影響の少ない薬剤とみなしうると考えた。
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© 1991 日本皮膚科学会西部支部
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