西日本皮膚科
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症例
結節性紅斑を思わせたCutaneous Crohn’s Disease
古木 春美前川 嘉洋進 洋子榮 仁子高木 一孝野上 玲子
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ジャーナル 認証あり

1998 年 60 巻 3 号 p. 343-345

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抄録
症例は16歳の女性。14歳時からクローン病で治療中であったが, 腹部症状の増悪とともに両前腕·右下腿に浸潤を伴う紅斑が出現した。病理組織学的に, 皮下組織に非乾酪性肉芽腫が認められた。紅斑は腹部症状に対する治療のみで1ヵ月後に消褪した。クローン病は最近増加している疾患で, それに伴いこれまで報告の少なかった皮膚クローン病も増加すると推測される。
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© 1998 日本皮膚科学会西部支部
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