西日本皮膚科
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症例
乳児の顔面に生じた腫瘤型石灰化上皮腫の1例
小楠 優子関山 華子望月 良子三砂 範幸成澤 寛
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2002 年 64 巻 1 号 p. 26-28

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抄録

生後11ヵ月女児。初診の2ヵ月前より左頬部に暗赤色の結節を生じ近医での切開後急速に増大。腫瘍は直径13mmの半球状に隆起·突出した暗赤色結節を呈していた。病理組織学的に石灰化上皮腫と診断した。比較的まれな乳児例であり,発育が急速で腫瘤状を呈した点が特徴的であり,腫瘤状を呈する石灰化上皮腫について文献的考察を加えた。

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© 2002 日本皮膚科学会西部支部
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