西日本皮膚科
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治療
皮膚乾燥症状に対する「バスクリンソフレ®ハーブの香り」の有用性評価
渡辺 靖伊藤 祐成大西 泰彦
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2003 年 65 巻 3 号 p. 277-281

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抄録

甘草エキスとホホバ油を含有することを特徴とする浴用剤「バスクリンソフレ®ハーブの香り」の有用性を検討するため,軽度から中等度の皮膚乾燥症状を有する被験者18例に使用試験を実施した。4週間使用での全般的改善度は,著明改善,中等度改善,軽微改善を合計すると4週後では18例中16例(89%)であった。安全性を勘案した総合判定では,極めて有用,有用を合計すると18例中13例(72%)であり,特に併用薬剤不使用の軽度被験者群では,極めて有用,有用を合計すると7例中6例(86%)で「有用」と判定された。また,今回の試験期間中,皮膚症状の悪化等副作用は認められなかった。本結果より試験に供した浴用剤は皮膚乾燥症状の改善に有用であると考えた。

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© 2003 日本皮膚科学会西部支部
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