整形外科と災害外科
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大転子骨折の診断は正しいか?
中川 憲之井原 和彦島田 信治別府 達也竹下 都多夫佐藤 陽昨保利 俊雄石橋 正二郎
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2013 年 62 巻 3 号 p. 555-556

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抄録

大転子骨折単独は稀とされている.初診時の単純X線で大転子のみの骨折であった20例を対象とし評価した.20例のうちMRIを16例に施行し,2例は大転子骨折のみ.14例が大腿骨転子部骨折を認めた.大転子骨折単独の報告はいくつかあるが,MRIを行っていないものが多く,実際は不顕性の大腿骨転子部骨折であった可能性もあるのではないか?

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© 2013 西日本整形・災害外科学会
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