脊椎固定術後感染にバンコマイシンパウダーを創内散布した4例

濱田 大志; 中村 英一郎; 山根 宏敏; 邑本 哲平; 竹内 慶法; 江副 賢生; 酒井 昭典

doi:10.5035/nishiseisai.65.565

濱田大志, 中村英一郎, 山根宏敏, 邑本哲平, 竹内慶法, 江副賢生, 酒井昭典

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キーワード: 術後創部感染, バンコマイシンパウダー, フィブリン糊

ジャーナルフリー

2016 年 65 巻 3 号 p. 565-568

DOI https://doi.org/10.5035/nishiseisai.65.565

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抄録

脊椎固定手術後の感染は人工物の表面にバイオフィルムを形成するため治療に難渋することが多い．これまで，バンコマイシンパウダー創内散布が感染予防に効果が有ると報告されてきた．また最近になり術後感染の沈静化に効果があると報告されている．当院でも術後感染にバンコマイシンパウダーを創内散布し，感染が沈静化した4例を経験した．バンコマイシンパウダー創内散布は術後感染沈静化に有効で比較的安全な治療法であると考える．

責任著者(Corresponding author)

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