長崎大学病院外傷センター
長崎大学病院整形外科
2017 年 66 巻 4 号 p. 688-693
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非定型大腿骨骨折はBP(ビスホスホネート)製剤の長期内服や大腿骨の強い彎曲などが関連していると報告されている.いずれも詳細な因果関係が解明されていないが,今回2例の両側非定型大腿骨骨折を経験したので報告する.BP製剤の内服歴がなくても大腿部痛がある場合には反対側の精査が重要であり,治療方針としては,大腿骨の形状に応じて変形矯正を行い,髄内釘による内固定術が第一選択と考える.
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