山形県立新庄病院消化器内科
2025 年 122 巻 3 号 p. 216-220
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症例は59歳女性.めまい症に対して柴苓湯が処方された.症状を認めなかったが,5カ月後に行われた採血検査で肝機能障害を指摘されて当院紹介,入院となった.休薬により速やかに改善し,肝生検検査でも薬物性肝障害に矛盾せず,薬剤誘発性リンパ球刺激試験陽性であった.近年,漢方薬による肝障害は増加傾向でありその多くが黄芩を含んでいる.黄芩を含む漢方薬は肝障害の危険があり,症状がなくとも定期的な採血検査が必要である.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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