脳血管内治療
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経腕血管撮影検査における0.027 inchマイクロカテーテルによる選択造影の有用性
川口 礼雄大島 共貴宮地 茂松尾 直樹高安 正和
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: tn.2017-0128jnet

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抄録

【目的】上肢動脈アプローチの4F 診断カテーテルによる血管撮影において,0.027 inch マイクロカテーテルを併用した選択的撮影の有効性を検証した.【方法】局所麻酔下,右上腕動脈あるいは橈骨動脈に4F シースを挿入.4F シモンズ型診断カテーテル,またはIto-A 型診断カテーテルにて通常の検査と同様に各血管の起始部を選択する.次に,0.027 inch マイクロカテーテルを0.025 inch ガイドワイヤーとともに椎骨動脈,内頚動脈,外頚動脈へ順次誘導して,それぞれ選択撮影を行う.外頚動脈の枝である,中硬膜動脈・後頭動脈までは容易に選択して造影することができた.【結論】本法は,上肢動脈アプローチにも関わらず,多くの有用な情報を得ることができる.各デバイスのコストとヘパリン加還流ルートが必要になることが問題点として挙げられる.

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© 2018 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

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