日本農村医学会学術総会抄録集
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第55回日本農村医学会学術総会
セッションID: 2F12
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一般演題
モニタ診断における検像システムの構築
石川 晃則澤田 道人長砂 達明
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キーワード: 検造
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抄録

モニタ診断における検像システムの構築
安城更生病院・放射線技術科
○石川晃則 澤田道人 長砂達明
<目的>
モニタ診断において重要なことは,医師が診断する画像と技師が配信する画像を可能なかぎり一致させることである。従来は,高精細なビュアーで確認することなく画像の配信を行い,画像の品質を保証するという点で十分満足のいくシステムではなかった。そこで,われわれは新築移転を機に,配信する画像の品質を保証するためのシステムを構築したので報告する。
<方法>
 1.配信画像と診断画像を一致させるため,PACSで使用する高精細のビュアー(BARCO社製)をKONICA REGIUS-IMにセットアップした。
 2.REGIUS-IM上で,サムネイル画像をクリックすることで高精細ビュアーに画像を表示し,同時に撮影オーダー情報を表示するようにした。
 3.撮影オーダー情報を確認することで,最適な画像処理を高精細ビュアーで行い,画質を保証して画像を配信するようにした。
<結果>
 1.IQASによって画質を保証した画像の配信が可能になった。
 2.配信画像とほぼ同一の画像を診療科で読影することが出来るようになった.
<考察>
今後PACS運用において,画質を保証した画像の配信を行うためのシステムが重要になると考える.

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© 2006 一般社団法人 日本農村医学会
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