日本農芸化学会誌
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大豆油滓の組成分
森 茂樹
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1938 年 14 巻 11 号 p. 1404-1409

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抄録

1. 大豆油滓をアセトン,エーテル,メタノール及び氷酷酸アミルアルコール(1:1)混液等の溶剤を以て段階的に處理しその中の域分を分別した.
2. 成分としてレチシン19%,ケフアリン6%,ゼコリン7%之等燐脂體合せて33%,シトステリン-d-グルコシド1.5,その他は油分及び水分で合せて60%以上を占める.油層は脂肪,脂肪酸及び少量のステロール類より成り,水溶性分中には燐脂體の分解産物及び大豆中の各種の糖類を含むことを知つた.
終りに臨み本研究を行ふに當り御懇篤なる御指導を賜りたる恩師近藤金助先生に厚く感謝の意を表す.

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