日本農芸化学会誌
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魚類内臓酵素の利用に關する研究
(第2報)魚類内臓よりプロテアーゼ分離に就て
佐々木 林治郎小田 切敏
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1950 年 24 巻 8 号 p. 352-354

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抄録
魚の内臟より酵素粉末を得るには,プロテアーゼを多く含有する新鮮な幽門垂を取り,よく磨碎し,それの2~3倍量の水を加えて1~2時間浸漬し,濾過或は遠心分離を行つて上澄液を得て,これに全量の2~3%の量の酸性白土を加えて微酸性にして酵素を吸着させ,白土層を分つて乾燥すればプロテアーゼ吸着白土を得る.又微アルカリ性緩衝液を用うれば酵素吸藩白土より酵素を溶離することができる.(附記)本研究は文部省科學試驗研究費補助によるものである.
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