日本農芸化学会誌
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ラセミ乳酸生成乳酸菌の研究(第4報)
Lactobacillus sakéのアスパラギン要求
大林 晃北原 覚雄
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1960 年 34 巻 5 号 p. 409-411

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抄録

(1) カゼイン塩酸分解物を用いた半合成培地におけるL. sakéの生育因子の中,ミクニペプトンに含まれる因子の純化を行い,それがアスパラギンであることを認めた.
(2) 合成培地から各種アミノ酸を除去して培養することによりL. sakeのアミノ酸要求をしらべた.
(3) グルタミンはL. sakeの生育に必須か生育促進作用を示すが,これらの効果は約100倍量のグルタミン酸で代替され,一方アスパラギンの必須性はアスパラギン酸で代替されない.

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© 公益社団法人 日本農芸化学会
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