岡山大学農学部
岡山大学医学部癌源研究所
1963 年 37 巻 9 号 p. 553-557
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(1) 十字花科植物子実からクロロホルムメタノール混合溶剤で複合脂質を抽出し,溶剤分別を行った後,さらにカラムクロマトグラフィーによって燐脂質,イノシチドおよび糖質等に分離し,これらの物質の化学組成を検索した. (2) 十字花科植物子実の複合脂質に組成脂肪酸として含有されているC22酸の量は同子実のグリセリド組成脂肪酸に比し著しく少なく,特に純化されたイノシチドを含まぬ燐脂質の組成脂肪酸中にはC22酸は含まれていない.