日大医学雑誌
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原著
日本大学医学部板橋病院における乳房外 Paget 病の臨床および組織学的検討
伊崎 聡志岡田 知善原 弘之照井 正
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2008 年 67 巻 6 号 p. 346-350

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抄録

日本大学医学部板橋病院における,20 例の乳房外 Paget 病について組織学的検討を行った.その結果,20 例中 2 例が病期が進行 (Stage III-IV) してから来院していた.早期発見,早期治療を実践するためには医師の診断能力の向上と,患者の病気への理解を深めることが重要であると考えられた.本症の診断には免疫染色のサイトケラチン (CK) 7 と CK 20 を併せて行うことが有用であることも示された.

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© 2008 日本大学医学会
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